チーズプラトー(チーズの盛り合わせ)の作り方
ホームパーティーの予定があったら、チーズプラトー(チーズの盛り合わせ)作りに挑戦してみませんか?チーズプラトーがあるだけで、パーティーシーンを華やかでリッチな印象にして、お酒も進み会話も弾むことうけあいです。
プラトーを作る前に
まずは、どういったパーティーかを確認してプラトーの中身を決めていきます。
ボリューム
厳密な決まりはありませんが、チーズメインの場合は1人当たり80~100グラム前後に、いくつか料理がある中の一つであれば、1人当たり30~50グラムぐらいを目安にします。
出席者の好み
ナチュラルチーズにあまりなじみのない方が多い場合は、やさしい味のチーズを、ワイン通や個性的なチーズもOKな方が多い場合はやや強めの味のチーズで構成していきます。
チーズと相性の良い食べ物も添えて
パンや果物、バター、スパイスなどのチーズと相性の良い食材を添えると、様々な食べ方提案ができて、楽しくチーズを演出してくれます。
基本のプラトーをつくる
【ステップ1】チーズ選び
味、色、乳種の種類が多いほどバラエティ豊かになります。一見、難しそうですが、7つの基本のタイプ(フレッシュ、白カビ、青カビ、シェーブル、ウォッシュ、ハード、セミハード)を万遍なく入れると自然とバランスが取れてきます。チーズ初心者の方が多い場合は、フレッシュなものや乳脂肪の高めのもの、熟成の若いチーズを多めに、通好みのチーズ好きの方が多い場合は、熟成が長いもの、牛乳の他山羊乳、羊乳のチーズを多めに入れるとよいでしょう。
【ステップ2】プラトー(かご、チーズボード)選び
盛り合わせるチーズが決まったら、チーズをのせるかごやチーズボードを選びます。サイズは、チーズが盛りだくさんに見えるサイズにします。かごやチーズボードだけだと色が単調になるため、果物や緑の葉やエディブルフラワーなどを添えるとさし色になってチーズがより引き立ちます。
【ステップ3】チーズを盛り合せる
大きいプラトーの場合は、原型に近いものを置くとダイナミックな印象になり、食べる人の興味を引きます。ただし、チーズをそのままを置くと食べづらいので、1カット切った状態にしておき、中身を見せてナイフを添えて食べる人が切っていく方法にすると手が出しやすくなります。小さいプラトーの場合はあらかじめ小さいカットにしてオードブルのように仕立てます。小さいカットは、ボリューム感が命です。なるべく寄せてすきまを作らないように並べましょう。
【ステップ4】仕上げ
全体のバランスを見て、配置を変えたり、果物や緑の葉で調整をします。チーズの名前や産地を書き込んだネームプレートを添えるのも楽しい演出です。
番外編
盛り付けたチーズはカットするほどに美しさが損なわれます。そこで、食べ散らかした印象になる前に一度プラトーを下げ、手直しを行います。残り少ない場合は、カットしてクラッカーにのせてカナッペに、リンゴとサンドするなどして、オードブル風にあしらうと目先が変わって美しくよみがえります。